サッカー批評

2007年12月 9日 (日)

『サッカー批評』36号

表紙:Jリーグの選手、監督、サッカ関係者ほか
特集:サッカー誌が書かないJリーグ批評

 特集の前に掲載されていたのが、イビチャ・オシム前日本代表監督と、セルジオ越後のインタビューでした。  オシムへのインタビュー(文:西部謙司)は、これまでの回顧と今後についてでした。もはや彼の手によって選手が選ばれ、起用されることはありませんが、今後彼が「ある程度の目処はついた」と語るメンバーが、岡田武史によってどのように入れ替わるか、注目したいと思います。
 セルジオ越後へのインタビューは(文:宇都宮徹壱)筆者も「こちらは防戦一方」と書いているとおり、彼の意見を一方的に聞かされる内容でしたが、彼が「J1リーグのクラブの数、4チーム減らしてみてください。いい選手はみんなJ1に来るよ。レベル上がるよね」という意見は、傾聴に値すると思います。2010年までにJリーグを36チームにする目標のようですが、18×2よりは14+12+10のほうがまだ、切磋琢磨できそうに思えるのです。

 ところで特集の中で、同じ筆者に鬼武健二Jリーグチェアマンが「16チームになったから面白いゲームが増えるというわけでもない。むしろ18でそれをやらないと。18や16ではなくて、もしかして14のほうがいいという意見が出てくるかもしれない」と言っているのも触れておきます。
 この特集の中では、いま旬になった人物やクラブの記事が目につきました。J1で優勝したクラブの「鹿島アントラーズの苦悩」(文:元川悦子)と、入れ替え戦で昇格を決めた京都サンガFCの監督の「加藤久からのメッセージ」です。鹿島が今季優勝するに至る過程、加藤の試行錯誤がよくわかりました。
 他の特集記事では「海外移籍の現実」(文:山内雄司)が、移籍経験者の廣山望(東京ヴェルディ1969)安永聡太郎と、代理人の田邊伸明を通して問題点を浮き彫りにしていておもしろかったです。

 特集以外では個人的に「今井恭司写真館 1985年10月26日 夢の終わりと新たな夢への門出」(文:大住良之)が気になりました。この日はメキシコワールドカップのアジア最終予選での、国立競技場での初戦、木村和司のフリーキックが伝説となった日です。
 「この年(1984年)の9月に日韓定期戦で2−1の勝利を得たことで、事態は急変した。木村和司のFKで先制し、水沼貴史が決勝点。日本代表にとって、ソウルで初めての勝利で、協会はもういちど森(孝慈)に指揮をとらせることを決断した」と、この記事にあります。実は小生が初めて見た代表戦がこの試合で、しかも日本が勝ったので「日本って以外と強いんだな」と思ったのでした。そのときのチームは実際に強く、ついに最終予選の韓国との2試合を迎えたのでした。
 予選の間たびたび木村のFKが決まるのを見ていたので、小生は前記のFKが決まったときも「決まってあたりまえ」と思っていました。むしろその1点よりも、あと1点いかに取るかが気になっていました。
 結局日本はワールドカップに出られず、その後はなぜか弱くなったので、Jリーグの発足までの小生の関心は、毎年の天皇杯の決勝だけになってしまいました。そんなことをこの記事は思い出させてくれました。

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2007年7月 1日 (日)

『サッカー批評』35号

表紙:三都主アレサンドロ(レッドブル ザルツブルグ)
特集:オシム改革の未来 サッカーの「日本化」を止めるな

 日本代表監督イビチャ・オシムが、就任する際に語ったのが「日本サッカーの日本化」。このスローガンをテーマに取材された日本サッカー協会(JFA)の人たちは、なかなか豪華でした。会長・川淵三郎、同技術委員長・小野剛、U-22代表監督・反町康治、U-20代表監督・吉田康、U-17代表監督・城福浩、同コーチ(野洲高校監督)・山本佳司と、そうそうたるメンバーです。
 ジーコ前代表監督が選手の育成にほとんど関心を示さなかったのを省みて、JFAは、日本人の資質にあったサッカーを追及し、若年齢からの選手育成に活かそうとしています。オシムのめざすサッカーは、若年齢の指導者にも浸透しているようで、将来の日本サッカーのレベルアップには期待がもてるように感じました。

 特集以外では、連載「Hard After Hard」(文:大泉実成)が磯貝洋光(プロゴルファー)を採りあげた1回目でした。彼を相手にインタビューする筆者のとまどいから、彼が天才と呼ばれたわけが十分伝わってきました。
 それから今号からの連載、サッカー文芸 西村卓朗(大宮アルディージャ)を巡る物語(文:川本梅花)。今回は大学サッカー部の同級生の話でしたが、サッカー界の生存競争をやわらかな雰囲気で表現していておもしろく、今後も楽しみです。

今号の名言
◦「日本代表の魅力が低くなった。と同時に、今の代表は顔ぶれが斬新ではあるけれど、すごく魅力のあるチームではなくて、まだ地道にチームを作っていこういう段階だからね。そこのところで、ファンの関心度が自ずと低くなるのは、やむを得ないことだと思うね」
 日本代表の視聴率や観客数が減少していることについて 川淵三郎 文:宇都宮徹壱
◦「特性と言えるのは、ひとつはクイックネス。振り向いてからよーいドンだったら勝てる。フィジカル的な資質として股関節の柔らかさがある。そして、日本人のほうが勝っているのがミドルパワー。30メートル走って、もう一度30メートル、さらに30メートル走りましょうとなったら、海外の選手は2本目あたりでもう走れませんって言ってしまうけど、日本人は走ることができる」
 日本人の特性について 反町康治 文:山内雄司
◦「いろんな意味で、自分が中途半端してるのがいちばん悪いなと。お金貰いながらだらだらやって、それは「サッカーを愛する」っていう、自分が目指したものに反してるんだよ。それでお金貰えないと思ったからやめただけでね。生活のためだったら多分やってたと思う。(中略)でもそれができない自分がいるわけですよ」
 磯貝洋光 文:大泉実成

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2007年4月11日 (水)

『サッカー批評』34号

表紙:田中マルクス闘莉王
特集:[15年目の到達点]「Jリーグはつまらない」なんて誰が言った?

 Jリーグの特集でこの号が真っ先に採りあげたのが、日本を代表するビッグクラブ、浦和レッドダイヤモンズでした(文:大住良之)。浦和が現在の地位にあるのは、たとえばJリーグ創世記に、観客動員数をあてにして国立競技場を使用するのではなくホームの駒場での試合にこだわったり、Jリーグバブルのときに入場料を上げなかったり、シーズンチケットの発行を差し控えて多くのファンやサポーターに観てもらえるように努めたりした下地があり、さらに2002年のシーズンからは、長期的なビジョンに基づきハンス・オフト監督を招聘するなど、戦力強化に力を入れたから、と藤口光紀代表への取材を通じてあきらかにしています。たしかにJリーグが始まったころに、いまの浦和やガンバ大阪の姿を想像するのは困難ですね。両チームとも最下位争いの常連でしたから。

 ほかに特集ではガンバ大阪・西野朗、川崎フロンターレ・関塚隆、清水エスパルス・長谷川健太、柏レイソル・石崎信弘の諸監督を採りあげ、それぞれのチームづくりを取材しています。柏の今シーズンの勝ち点の目標は45、つまり残留だったそうですが、すでに5試合で13点獲得して、首位にいるんですよね、このチームは。

 特集以外では、まず「背番号10への陶酔が生んだ弊害」(文:杉山茂樹)。日本でいかに、司令塔と呼ばれるポジションが人気を集め、それが日本のサッカーにいかなる影響を与えたかが、興味深く書かれています。
 ほかには「テレビメディアの功罪を問う」(文:加部究)と題して、海外でのサッカー報道の実情を対談などで比較しています。アナウンサーや解説者の態度、タレントを採用した報道など、各国の違いが浮き彫りになっておもしろく読めました。アナウンサーと解説者が監督の戦術を討論したり、レフェリーへの取材があったりと、非常にうらやましく感じました。

 最後に巻頭のイビチャ・オシム日本代表監督へのインタビュー(文:西部謙司)。ロングインタビューなのでまとめるのが難しいのですが、オシム監督がめざす代表の姿をかいま見ることができます。

今号の名言
◦「私ならば、守備のできない選手は使わない。それが原則ですね。どうしても攻撃力を生かすために使わなければいけないという場合は、せいぜい、1人か2人。その代わり、その選手たちのために走り回る、周囲をカバーする役の、選手を利用しなければいけない。その時のメリットとデメリットのどちらが大きくなるかの計算をするわけです」
 イビチャ・オシム 文:西部謙司
◦「アトランタの後、帰国したら散々な評価を受けた。グループリーグで2勝したのに、将来性がなく、消極的でディフェンシブなサッカーだったと。そりゃ、オレだって攻撃的にやりたいんだよ(笑)」
 かつてオリンピック代表で指揮をとったことについて 西野朗 文:宇都宮徹壱
◦「ゴールはもちろん大切だと思います。でもそれよりも、自分はゲームの中で自分が生きていないと満足できないんで」
 柳沢敦(鹿島アントラーズ)文:小宮良之
◦「攻撃的MFの最高のプレイとされたスルーパス・キラーパスはもはや死語に近い」
 反町康治(U-22日本代表監督)文:杉山茂樹
◦「高校時代まで彼らは、理不尽なゲンコツを食らって生きてきたわけです。ところがプロになったということで誰も遠慮して文句を言わなくなる。だから僕が、御金を貰って文句を言っているんです。考えてみれば不思議な仕事ですね」
 サッカーエージェントという職業について 田邊伸明(ジェブエンターテイメント)

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2006年12月19日 (火)

『サッカー批評』33号

表紙:イビチャ・オシム
特集:オシムを殺すな 〔近未来への提言〕

 オシム監督の就任から半年。ワールドカップ終了後の期待感にもかかわらず、海外組を呼ばず、明快なキャッチフレーズもないため、代表戦の視聴率は下がり、マスコミは不信感をあらわにしつつあります。今号はその現状に対して、オシム監督のしようとしてしることを分析し、ジーコの指揮した代表との違いを明白にしています。
 西部謙司、杉山茂の記事によれば、オシム監督の指向するサッカーは、まず相手のシステムを分析し、数的優位になるようDFの枚数を決めます。そしてマンマークを基本としながらも、ボールを奪取した瞬間から、リスク覚悟でマンマークをはずし攻撃に転じます。相手が2トップの場合は3バックで対応しますが、ボールを相手に支配されたときは、MFの両サイドを含めた5バックになりがちだった、ジーコの用いた3-4-1-2とは異なり、ボランチを1枚にした攻撃的な3-3-2-2または3-3-3-1が基本です。4バックか3バックかという議論はされても、どういう3バックかという議論がされていない。これはマスコミにも責任がある、という内容が、わかりやすく書かれていました。

 特集以外では、Jリーグの鬼武健二チェアマンのインタビュー(文:海江田哲朗)、中田英寿と同学年の元Jリーガー森崎嘉之さんを扱った前号の続き「Hard After Hard」(文:大泉実成)、「長沼健 回顧」の第弐回がおもしろく読めました。

今号の名文
◦あんな試合を見せられ、次戦に希望など見出せなかったのに、客観的事実を伝えずに、根拠なき希望的報道を選択したのだ。煽りと受け取られても仕方ない。
 W杯対オーストラリア戦終了後のサッカー雑誌の編集について 文:山内雄司

今号の名言
◦「静止した状態でのテクニックではなく動きをともなったテクニック、プレッシャーの中でいかに技術を発揮するか。そこに壁があった」
 日本が強豪国とくらべて不足した点について 布啓一郎(日本サッカー協会技術委員会副委員長)文:海江田哲朗
◦「チャレンジしないのは嫌いなんです。『もうこれでいいや』って感じたら、もう成長はないですよ。僕はいつも、魅力ある指導者になりたいし、魅力あるチームを作りたい」
 原博実(次期FC東京監督)文:宇都宮徹壱
◦「僕は自分はずっと下手だと思っているので、『俺ってすごいだろう』と思ったことはないんですよ。でも、どうしても周りがそういう感じで見るので、避けられなかった。当然若いんで、勘違いした部分もあった」
 高校選手権優勝、得点王獲得からジェフ市原入団までについて 森崎嘉之(中古車販売店店長) 文:大泉実成

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2006年9月28日 (木)

『サッカー批評』32号

表紙:オーストラリア対日本
特集:日本サッカー批評

 「近ごろ甘口の酒が多いとお嘆きの貴兄に、辛口の××を贈ります」というCMがかつてありましたが、ドイツW杯の反省をろくにしないマスコミにお嘆きの貴兄は、この雑誌をご一読ください。サブタイトル「我々は惨敗を直視する」のとおり、選手個々の問題、ジーコ監督への批判から、彼を選んだ日本サッカー協会の姿勢まで、日本惨敗の原因のかなりの部分をあぶり出しています。

 杉山茂樹による、日韓大会からドイツ大会までの回顧「丸裸にされて迎えた6・12の悲劇」、大住良之による、ドイツ大会での代表を振りかえった「立ち尽くす日」、第3GK土肥洋一が代表を振りかえった「代表の内実」(文:後藤勝)、フィリップ・トゥルシエが代表について語った「ジーコとオシム」(文:田村修一)、西部謙司が前日本サッカー協会技術委員長に迫った「田嶋幸三 戦後の述懐」、加部究の進行でジャーナリスト4人と語った「日本サッカーメディア批評」、そして「7人のジャーナリストが語る 日本代表の必然的な敗北」。この特集は、ドイツでの日本代表について省みた報道が少なかった中で、小生にとってさまざまな漢方薬を配合した下剤のような役割を果たしてくれました。

 特集以外では、まず大泉実成の連載「Hard Sfter Hard」の4回目で、中田英寿と同学年で高校サッカーの得点王だった森崎嘉之さんの記事に興味を持ちました。プロになって実力を発揮できず、引退を余儀なくされた人物について、関係者に聞いた記事ですが、次号でご本人の話が聞けるようで、とても楽しみです。
 他には「サッカー本の苦楽」。佐山一郎がサッカーについての本を23冊選んだ記事が参考になりました。小生が読んだ本は1冊だけ入っていましたが、後藤健生の「日本サッカー史 代表篇」の増補改訂版が11月に出るらしいので、こんどはそれを購読しようと思います。

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2006年6月26日 (月)

『サッカー批評』31号

表紙:パベル・ネドベド(チェコ/ユベントス)
特集:反町康治、かく語りき!

 次のオリンピック代表監督に内定している反町康治が、ワールドカップについて語っています。実はこの雑誌、Numberの前の号を読む前に、すでに読み終わっていたのですが、巻頭に「観る前に読んでも、観てから読んでもかまわない」と書いてあるので、グループリーグの結果を待ってから書くことにしました。

 巻頭の西部謙司との対談で、チェコの優勝を予想しています。ブラジルが優勝してしまうと、タレント(才能豊かな選手)のおかげで優勝した、で終わってしまうので、日本にフィードバックできない。ゆえにタクティカル(戦術的)な戦いをするチームに優勝して欲しい、という理由からでした。注目する監督にブリュックナー、注目する選手のひとりにGKのチェフも挙げていたのですが、残念ながらグループリーグで敗退した、数少ない有力チームになってしまいました。

 各グループでの予想と結果をまとめてみます。

Group A  予想 ドイツ ポーランド  結果 ドイツ エクアドル
 「予選の流れからいけばまとまったチーム」との理由でポーランドを押していました。
Group B  予想 イングランド パラグアイ  結果 イングランド スウェーデン
 「後ろに不安」のあるスウェーデンよりは、反町氏が贔屓のパラグアイを、という理由でした。 
Group C  予想 オランダ アルゼンチン  結果 アルゼンチン オランダ
 「オランダが一番だけど、次は微妙だな」 
Group D  予想 メキシコ ポルトガル  結果 ポルトガル メキシコ
 「無風ですよ、このグループは」
Group E  予想 イタリア チェコ  結果 イタリア ガーナ
 「ガーナとアメリカも前線がすごくいい」
Group F  予想 ブラジル 日本  結果 ブラジル オーストラリア
 ブラジルについて「後ろは意外とボールを扱えず、雑な部分がある」
Group G  予想 フランス 韓国  結果 スイス フランス
 韓国は4−3−3の「システムが吉と出るか凶と出るか」
Group H  予想 チュニジア スペイン  結果 スペイン ウクライナ
 「チュニジアのほうがいい結果を残せるような気がしただけ」

 オリンピック代表監督として、日本のサッカーを指導する立場としては、コートジボワールのドログバ、ウクライナのシェフチェンコのような、センターフォワードがひとりでひっぱるチームが「勝ち上がれるなら、サッカーが個人スポーツだということだ」ということになるので、こういうチームは勝たせたくなかったようです。
 ちょっと反町氏に対して意地悪な書きかたになりましたが、それだけ予想が難しいことがよくわかりました。

 あと韓国について「代表とKリーグのやっているサッカーが違うのが心配かな」「ヒディンクの亡霊から脱皮できないでしょ」と語っています。これって韓国サッカーの欠点をまともに突いていませんか。

 他に現在流行のシステムの傾向についても語っています。今日のスポーツニッポンの記事によれば、次期代表監督に内定しているイビチャ・オシムは「日本人のアシスタントコーチをつけて欲しい」と語っていて、反町氏の就任が予想されるとのことです。つまりA代表と五輪代表との間で同じシステムが採られる可能性が高くなります。今回のワールドカップの結果を踏まえ、どのようなシステムを採用するのか楽しみです。

 さて、反町氏以外では、昨シーズンスペイン2部のカステジョンでプレーした福田健二の記事(文:加部究)が興味を引きました。彼のチャレンジ精神には頭が下がります。

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2006年3月19日 (日)

『サッカー批評』30号

表紙:中田英寿(ボルトン)
特集:ドイツW杯2006 狂騒の前に…

 ワールドカップの見どころとして、死のC組の各国を特集しています。
 セルビア・モンテネグロについては、かつて福岡の監督を務めたイリヤ・ペトコビッチ代表監督の就任したいきさつと、動機づけを意識した指導法。(文:木村元彦)
 アルゼンチンについては、エンガンチェ(背番号10をつけたトップ下)を重要視するサッカー文化と、今年のエンガンチェ候補のファン・ロマン・リケルメやパブロ・アイマールについて。(文:三村高之)
 オランダについては、マルコ・ファン・バステン監督の選手選出方針と、彼を支えるコーチ陣のこと。(文:中田徹)
 コートジボアールについては、代表強化のきっかけになったジャン・マルコ・ギウーによるアカデミーと、現状が書かれています。(文:田村修一)
 W杯関連ではほかに、選手と戦術を固定化したチームよりも、計算しきれない選手(ロナウジーニョやリケルメなど)のいるチームに注目したいという記事(文:西部謙司)に、興味をもちました。

 その他、審判技術の向上について、レスリー・モットラム(元日本サッカー協会チーフ・レフェリーインストラクター)に取材したもの(文:木ノ原久美)や、ドウトラ(横浜Fマリノス)へのインタビュー記事(文:加部究)がおもしろく読めました。「僕らはへなちょこフーリガン」(文:山崎浩一)は、あいかわらず笑えます。

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