『旅行人』'08年上期号(157号)
表紙:カッチ地方バンニの女性
特集:グジャラート インド、さらにその奥へ
この雑誌が季刊から年2回刊になって最初の号です。特集はインドのグジャラート州。インドの中ではあまり観光客が来ないところらしく、だからこそこの雑誌で特集されたのでしょう。
メインのライターは蔵前仁一編集長でした。以前にもグジャラートを訪れたことがあるそうで、ゆえに専門のライターに任せる必要もなかったのでしょう。小生も久方ぶりに、たっぷり蔵前節を堪能できました。
特集以外で興味を持てたのは、まず渡邉義孝の「アルメニア教会建築紀行」です。旅行人ノートのシルクロード編で、モスク建築様式の変遷を解説していたのが彼だったのですが、ここでも教会の多様な構造をイラスト入りで、わかりやすく導いてくれます。
また吉田一郎の作品は、以前「国マニア」を読んだことがあるのですが、今回の「流れ星国家の現代史」は、独立の一歩手前でついえたり、ほんの少しの間しか存在できなかった「国」について書いたものです。ここ四半世紀に限っても、意外に多くの地域が独立しようとしていたことがわかって、おもしろく読めました。
さて、次の号の発行は6月1日ですが、どんな特集が組まれるのか、どんな作者が記事を寄せるのか楽しみです。
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