自転車

2006年8月11日 (金)

ビンディングペダルとシューズ(下)

 ビンディングペダルとシューズを買った翌日、足のひざ部分などに、妙な筋肉痛が残りました。ビンディングの調整をまちがうと足を痛めることがあると、本などで読んだことがありましたが、どうやら本当のようです。店でとりあえず留めてもらったクリート(靴底の留め金具)の状態では、左右どちらとも内股になりすぎていたようで、このままだと四式轟天に乗ること自体、いやになってしまいそうです。

 そこで次の休みの日、クリートの調整をすることにしました。暑いので、夕方日が落ちてから近くの大型スーパーに行きました。
 店の周りの道路をひと廻りしては、店の外のベンチに腰掛けて、クリートを片足ずつ左右どちらかにずらして、4mmのアーレンキー(六角レンチ)で締めなおす、これをひたすらくり返します。どの程度外側に振ったらよいのかがわからないので、とにかく脚の感覚で判断するしかありません。これでよいと思っても、あたりを何周かしているうちに、違和感を覚えてまたクリートをいじることになります。これをくり返して約2時間、クリートをいじること十数回、その間立ちゴケすること2回。右膝の半月板のあたりに軽い痛みがありますが、それがいったいどの時点での痛みなのか、もはや判断がつきません。それでもようやく、満足できる程度にまで合わせることができました。

 そして昨日、四式轟天で梅田まで出かけました。当然のことなのですがクリートをはずしやすいのは、足に体重が掛かっていない、ペダルが上がっているときです。先日の立ちゴケに懲りていたので、信号のある交差点に差しかかるときは、信号機を見ながらかなり手前から、前記のことを意識して、左足のクリートをはずすようにしました。
 クリートの位置あわせはうまくいっていたようで、脚に違和感を感じることなく、無事往復することができました。ただこの靴(ナイキ・グランフォンドWR)の靴底の作りのせいか、少しは慣れたものの、左足のクリートをペダルにはめるのに、まだ時間がかかります。ネットで調べると、ネジにワッシャーをかませて、クリートを浮かせているかたもいるようですが、逆に歩きにくくならないか心配です。

 クリートで痛い思いをすることはなくなりましたが、帰りに件のスーパーにたち寄った際、最後の最後に立ちゴケして痛い思いをしました。一日転ばずにすむようになるのは、いったいいつになることやら。

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2006年8月 4日 (金)

ビンディングペダルとシューズ(上)

 先日、大阪市内をロードバイク(四式轟天)で走行中、何かが路面に落ちたような金属音がしました。戻って見てみると、見慣れない金属片が落ちていました。きっとこの金属片をタイヤで踏んだのだろう、とやりすごし先へ進むと、しばらくして左足に違和感を感じました。左足ペダルのトゥストラップが、ねじ留めされていた金具がなくなり、まるまる外れているのです。いまさら拾いにいくのも面倒になって、すっかり小さくなったペダルに左足を乗せ、その日は家に帰りました。

 これはきっと、ビンディングにしろ!!との天の啓示に違いありません。

 現行の自転車のビンディングシステムには、Look、Time、シマノのSPD-SLとSPDの4種類があります。はじめの3種類がロードバイク専用で、よく足にフィットするようですが、自転車を降りたときに靴底の金具がむき出しになり、より歩きづらいという欠点があります。小生の今までの使いかたでは、自転車で街に出て、駐輪してから歩くことが多いので、金具をカチャカチャさせながらペンギン歩きするのは不向きです。ゆえに必然的に買うのはSPDになります。
 SPDは主に、足を地に着けることの多いMTB向けですが、一部にロード向けのペダルやシューズが出されています。ペダルはロードタイプのシマノのPD-A520で決まりでしょう。
Pda520_2

この写真はシマノ自転車部門のサイトよりお借りしました
 
 
 
 問題は靴です。シマノの製品は、幅広甲高の日本人の足にあわせて作られているが、デザインがいまいち…、というのが定説のようです。そこで、欧米のメーカーのが自分の足に合えばそうする、そうでなければシマノで、という方針で探すことにしました。
 まず目をつけたのが、ネットで評判のadidas Cycloneでした。しかし小生の足に合いそうなサイズは、ネットで見るかぎり在庫が底をついているようです。実際に取り扱っているショップにも足を運んだのですが、すでに小さなサイズ1種類だけしか残っていませんでした。
 そこで昨日、四式轟天を購入したショップに行きました。以前たち寄ったときには、たくさんの種類の靴があったのですが、今日は種類が少なめのようです。正直なところ、よそのお店に行かなければならないのか、と思いました。
 ここで勧められたのがNIKEのGRANFONDO WRでした。NIKEでは最廉価の商品ですが、デザインは黒地に銀の縁取りで、ロードシューズとしても街歩きの靴としても、悪くはありません。サイズを告げ履いてみると、ベルクロストラップ3ヶ所で止められるようになっており、かかと部分にも遊びがなく、ちょっと親指にあたるかな?という程度のぴったりフィットで、痛みもありません。値段も予算内なので、これを購入することに決めました。支払いはPD-A520が¥4,820、GRANFONDO WRが¥10,800でした。
Granfondowr_1

この写真はTREKのサイトよりお借りしました
 
 
 
 靴にクリートを、自転車にペダルを付けてもらい、店の前の道路で練習をしてみます。まず右足をはめようとしますが、なかなかカチッと入ってくれません。どうやらペダルの前のほうに足が下りかけたあたりが、一番はまりやすいようです。続いて左足をはめ、さらに左足、右足の巡で、かかとを外側にずらしてはずします。この練習を数度くり返し、ちょっと慣れたところで店を出ました。

 ペダルを漕いでみると、ペダルと足との一体感が、トゥストラップのときよりもいっそう大きく感じられます。「足が固定されているのを忘れたときが、こけるときやで」と言われていたのですが、とある交差点で、横断歩道を渡るかそのまま進むか迷って、速度0になったときにさっそくこけました。若いお嬢さんから「大丈夫?」と声をかけられ、恥ずかしいかぎりです。今まで以上に決断を早くして、早めに左足をはずすようにしなくては、同様の悲劇に見舞われそうです。
 目的地に着いて歩いてみます。本格的なロード用ではないのですが、この靴も多少つま先上がりのペンギン歩きを強いられるので、スニーカーのように長距離を歩くには向いていません。アキレス腱のストレッチにはなるかもしれませんが。

 今後の課題はクリートの位置でしょう。痛みを感じるほどではありませんが、足の角度にちょとした違和感が残りました。はやくビンディングに慣れて、この靴の名のとおり、グランフォンド(完走目的の長距離レース)に出てみたいものです。

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2006年7月22日 (土)

ツール・ド・フランスが見られない!

 現在小生がいる住居には、あたりに中小企業の工場が多いためか、はたまた上空かなり高くを伊丹空港への旅客機が飛ぶからか、あらかじめTVのケーブル回線が引かれていました。そこで4年前の転居後間もなく、J:COMとアナログ放送の契約をして、今日に至ります。その間、J sports 3を中心に放送された3大自転車レースに魅了され、毎年5月,7月,9月は軽い寝不足状態に陥っていました。
 今年4月に、J sportsとスポーツ・アイ ESPNの合併にともなうチャンネル再編成があり、J sports 3はJ sports Plusに変わりました。何で名前が変わったのだろう?と思っていたのですが…。

 7月1日よりツール・ド・フランスが始まりました。そして2日の晩にJ sportsにチャンネルを合わせてみると、1,2では、別の番組が放送されていました。そこでPlusに替えると、黒地に白で字幕が出ています。

「J sports Plus」無料視聴終了のご案内(中略)「J sports Plus」は、7月1日よりJ:COM TVデジタルのオプションチャンネルとして別途お申し込みいただく必要がございます。
 簡単に言えば、今後自転車ロードレースを全部見たければ、デジタル放送にアップグレードしたうえに、J sports Plusと契約しなさい、ってことです。その料金を試算してみると
◦工   事   費:5,250円
◦アップグレード差額:1,050円/月
◦J sports Plus 料 金:1,365円/月
以上のように、最初の月に7,665円、その後も毎月2,415円よけいに支払わなければなりません。うーん、新聞やめようかなぁ。
 今週末で、乱戦のツール・ド・フランスも終わり。ということであきらめますが、ブエルタ・ア・エスパーニャにはまにあわせたいと考えています。ただそれまでに工事の人が来ても驚かれない程度に、部屋をかたずけなければ!

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2006年6月12日 (月)

ヘルメットの購入と練習会

 先日自転車でころんでしまったことはご報告いたしました。そこで8日、四式轟天を購入した店で、ヘルメットを買うことにしました。
 まず最優先したのが色です。やはり自転車にあわせた色のものがよいので、店の在庫でピックアップしてもらったものが4点。その中で頭に合いそうなのが、MET社の2点。グレーのstradivarius II と青に白と灰色が混じったESTROで、結局ESTRO(¥13,230)にしました。ほかにまだ持っていなかった、上下のウェアと、ナイキの夏用手袋を購入し退散しました。Metestroblu_1

 右の写真はMETのサイトよりお借りしました
 
 そして昨日、毎週日曜日にある練習会に、はじめて参加しました。

 自転車店の前に9時集合し、大和川沿いの道に出て東進。支流の石川沿いのサイクリングロードを遡ります。とりあえずの終点はサイクル橋と呼ばれる、中央に丸い小さな広場がある橋でした。
 さらっと書きましたが、目的地までの距離感がわからず、集団走行のコツも掴めてないため、ついていくのがやっとでした。

 さらにここから「水越」というところまで行くようです。店長の「ついていけなくなったら、ひと言声をかけて引き返せばいい」という言葉にだまされ励まされ、行ってみることにしました。
 まずは多少の上り下りの末、コンビニで休憩。あとはひたすら山道を登ります。もちろん勝手のわからない小生はだんだん置いていかれます。引き返そうか、と頭を少しかすめましたが、それだけはしたくないので、ギアを一番下まで落とし、最後は道を蛇行しながら登りました。そしてようやく水越峠の最高点まで。ここから先は奈良県です。

 しばし休憩の後、こんどは下りへ。初めて一番重いギアをまともに使い、速度は50kmを越えました。途中ところどころで後続を待ちながら待ってもらいながら、さきほどのコンビニの脇をかすめ、こんどはグリーンロードという広域農道を上り下りします。すでにすねや足の筋肉は吊り、ほかの皆さんについて行くのがやっとでした。
 道の駅「近つ飛鳥の里太子」で休憩ののち帰途へ。苦しいときは要領を覚えるもので、ベテランのかたのすぐ後ろにつき、引いてもらいながら店へ帰ってきました。走行距離は70km強。久しぶりの疲労感で、こんなに疲れたのは3年前にスリランカのスリ・パーダという山に登って以来です。次に買うのは靴とペダルだな、と店の商品を眺めながら考えました。

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2006年5月28日 (日)

自転車で法隆寺へ(下)

 時計を見ると3時50分です。実はもう1ヶ所立ち寄りたいところがあり、拝観時間を確認するため観光案内所に立ち寄ると、5時までとのことでした。そこで靴下に穴がないかチェックし、そこに向かうことにしました。

060524_17070001 法隆寺の近くには三重塔のあるお寺が2つあり、法隆寺の五重塔と合わせて、斑鳩(いかるが)三塔と呼ばれています。
 法輪寺は7世紀中ごろ、飛鳥時代末の創建といわれ、その三重塔も7世紀末に建てられたと伝えられており、明治時代に国宝に指定されていました。ところが昭和19年(1944年)に落雷により焼失し、再建されたのは昭和50年(1975年)のことでした。高さは約24mです。
060524_16580001 法起寺は舒明天皇10年(638年)の創建で、三重塔は慶雲3年(706年)に落成したと伝えられています。高さはこちらも約24m。法輪寺の塔亡き今では、日本最古の三重塔として知られています。
 この2つの塔を左右に見ながら、県道を大和郡山方面に進み、約10分。丘を2つほど越えたところにあるお寺が慈光院(じこういん)です。

060524_15580001 このお寺は、寛文3年(1663年)小泉藩主片桐貞昌が、父貞隆の菩提を弔うため創建されました。貞昌は石見守(いわみのかみ)を務めたので、石州の名で呼ばれ、武士のたしなみとして「世に剣は柳生流、茶は石州流」と言われた、茶道石州流の祖として知られています。
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 境内には2つの茶室が設けられていますが、「閑茶室」のように、普通は亭主が客を敬うために客座側に床の間を設けているのに対し、「高林庵茶室」は亭主が石州=大名で、身分が高いという考えから、亭主がわに床の間がある亭主床(大名床)になっているのが特徴です。
060524_16080001 拝観料は呈茶つきで1,000円で、まずは書院へと招き入れられるのですが、そこからの眺めはすばらしいものがあります。周りの風景を取り入れた借景庭園で、あたかもこの庭園がどこまでも続いているように見えます。初めは最も縁側に座っていたのですが、お寺のかたに床の間の前を進められました。そこからの眺めがこちらの写真です。外からはウグイスをはじめさまざまな野鳥のさえずりが聴かれ、ウシガエルの鳴き声までも聞こえてきます。近くに県道が走っているのが嘘のようです。薄茶をいただきながらのくつろぎは、幸せのひとことです。
 ところでこの風景、以前はゴルフ練習場のネットがやたらめだって目障りだったのですが、それがあまり目立たないように感じました。その種明かしが慈光院のサイトでなされています。

 結局この日の走行距離は60kmを越えました。自信がついたのは言うまでもありません。

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2006年5月26日 (金)

自転車で法隆寺へ(中)

060524_14300001 橋を渡ったところから少し北に行くと、遠くに法隆寺の五重塔が見えてきました。古い集落をぬけしばらく北西に進み、大通りに出たところがほぼ、法隆寺への取りつけ道路の真正面でした。法隆寺の南大門前まで進みますが、中に入らず門前の道を左へ行きます。少し進むと右側に、こんもりした小さな丘がありました。藤ノ木古墳です。

060524_14340001_1 国宝で国の史跡に指定されている藤ノ木古墳は、6世紀後半の古墳で、20歳前後の身分の高い男性ともうひとりが埋葬されていました。昭和60年の発掘調査まで奇跡的に未盗掘で、銅に金メッキを施した馬具など、さまざまな装身具が出土したことで知られています。今まで法隆寺の近くにあることは知っていても、訪れる機会がありませんでしたが、自転車で来たおかげで簡単に来ることができました。

060524_14420001 法隆寺へ引き返すと、自転車を止める場所が見つかりません。しかたなく南大門の右側の広場に止めることにしました。 
 法隆寺を訪れるのは、ずいぶん久しぶりです。最近では6年前の大晦日、初詣に法隆寺へ行ってみようと思い、JR大和路線法隆寺駅からひたすら北へと歩いたのですが、道中に人の気配がありません。南大門の前まで来て愕然としました。門が閉まっているのです。そう、法隆寺は二年参りを受けつけていないのでした。

060524_14430001 南大門は室町時代の再建で、あまり目立ちませんが国宝に指定されています。門の手前には、平たい大きな石がはめこまれています。魚の形に見えるので、鯛石といいます。かつてこのあたりが洪水になったときに、水が押しよせ、魚がここまでやってきた印だと伝えられています。おそらく洪水よけのおまじないでしょう。
060524_14440001
 南大門をくぐりると石段の向こうに国宝の中門が見えてきます。春の修学旅行シーズンたけなわで、多くの中学生にまじって、左側から西院伽藍の中へ入ります。

060524_14470001 まず見えるのが五重塔。高さ31.5mで、中には舎利(お釈迦様の骨)が収められています。基壇部分には東西南北それぞれに、仏教にまつわる塑像があり、相変わらず北面の釈迦入滅像だけには、中学生たちの長蛇の列ができていました。

 五重塔の東にあるのが金堂です。飛鳥時代に建立された後、白鳳時代に再建された、世界最古の木造建築物です。
060524_14470002_1 中にはご本尊として、国宝の釈迦三尊像をはじめ、飛鳥、白鳳時代の仏像が収められています。こちらも中学生の列ができていて、その後ろにおとなしく整列し、お参りをすませました。

060524_14490001_1 金堂には飛鳥時代の建築様式がよく現れています。たとえば屋根の隅のところを見ると、横長の円形をした部分と、その下に「L」の字を組みあわせたような柵があります。雲形斗栱と卍くずしの勾欄で、後に大宝蔵院で間近に見ることができます。

 平安時代再建の国宝、大講堂にある国宝のお薬師様にお参りをすませて、西院伽藍を出ます。国宝の聖霊院の前を過ぎ、次に入るのは大宝蔵院です。以前は昭和16年(1941年つまり真珠湾攻撃の年)に完成した大宝蔵殿に多くの寺宝が収められていましたが、平成10年にこちらができてからは、主な寺宝はこちらに収められています。東西二つの宝蔵(下の写真は西宝蔵)と、その間奥に百済観音堂(写真右の宝珠のついた建物)を設けています。聖霊院西側の広場では、バスガイドさんが中学生に写真をつかって寺宝の案内をしています。
060524_15320001
 今の建物になって初めて訪れたのですが、まず西宝蔵に入ってまず思ったのが「涼しい」ことでした。以前の大宝蔵殿は古い建物だったため空調が効いておらず、おそらく文化財のためにもよくなかったのではないかと思われます。
 おもな展示物としてまず目に入るのが国宝の夢違観音(ゆめちがいかんのん)で、悪い夢をよい夢に変えてくれると言われています。そして奥には、側面に捨身飼虎図(しゃしんしこず・釈迦の前世の人物がお腹をすかせた虎をあわれに思って自分の身を投げる図)などを描き、かつては玉虫の羽を飾り立てて輝いていたであろう国宝の玉虫厨子(たまむしのずし)がありました。さらに東宝蔵への通路を進むと、百済観音堂があり、高さ2mを越え、横から見るとゆるやかなS字を描いた平面的な国宝の像、百済観音が安置されていました。
 東宝蔵に移ると、玉虫厨子と並び称される国宝の伝橘夫人厨子(たちばなぶにんずし)があり、出口近くには世界最古の印刷物(陀羅尼経)を収めた小塔、百万塔(重要文化財)がありました。

060524_15250001 さて、国宝の東大門を通って東院伽藍へ向かいます。東院の中には、かつて一万円札の透かしにも入っていた国宝の夢殿があります。中にはかつて秘仏であった国宝の救世観音(くせかんのん)が安置されているのですが、1週間前に公開期間が終わり、見ることができませんでした。

 ここまで読んでいただいたかたは、おわかりの通り、法隆寺にはいたるところに国宝があり、油断することができません。

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2006年5月25日 (木)

自転車で法隆寺へ(上)

 自転車「四式轟天」購入後一日でいちばん乗った距離は、せいぜい30km前後、これではいつ京都へたどり着けるか分かりません。久しぶりに連休がとれたので、一日目に50km超の遠乗りすることにしました。家からほど近い、だれでも知っているところといえば、法隆寺です。gooの地図で距離を検索してみると、往復50kmちょうどくらいです。そこで昨日正午にでかけました。

 まずは昼食をとらねばなりません。乗っている最中に、昔仕事で外回りをしていたときよく行った喫茶店を思い出しました。ここのカレーはピリリと辛く、食後はコーヒーかバニラアイスクリームが付いてきます。王寺駅前にも支店があるのですが、畠田駅前の本店に行くことにしました。ちなみに店名は「横浜」です。
 その店に行く途中の道は、舗装を繰りかえしたらしく、車道の路肩にアスファルトの盛りあがりがあました。左には歩道があり、車道との境にはコンクリートブロックが固定してあります。そこでアスファルトの盛り上がりに車輪を取られた四式轟天は左に倒れ、小生は歩道の地面に背中を着けた状態で停止しました。足を小生のトゥーストラップに固定された四式轟天は240°回転!気がつけば、歩道の端のブロック塀に車輪をつけた状態で、小生にのしかかってています。

 立ちゴケしてしまった…!

 仰向け状態の小生は、ペダルから足をゆっくり放し、四式轟天を立ちあがらせました。反対車線の車のおばちゃんから「だいじょうぶですか」と声がかかります。「だいじょうぶです、ありがとう」と、やっとのことで返事をしました。
 あとで喫茶店のトイレで確認すると、左太ももの側面にちょっと大きめの擦り傷、左ひじと左手の親指つけ根に小さい擦り傷がありました。左手親指を動かすと痛みを感じますが、運転はできそうです。四式轟天は小生に持ち上げられていたため、幸い無傷ですみました。
 不幸中の幸いだったのは、車道側に倒れなかったこと。歩道に人がいなかったこと。小生が頭を打たなかったことです。やはりヘルメットは必要のようです。こんど給料が出たら買いにいくことにしましょう。

060524_14090001 昼食後、例の道はさけて法隆寺を目指します。途中大和川を渡るとき、ちょっと変わった橋を通りました。川が増水したら沈んでしまう橋で、その幅は車がなんとか通れるくらいです。以外に交通量はあるようです。橋の上で鉢合わせしたら大変そうですが。

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2006年5月11日 (木)

ロードバイクに乗りはじめて

 2月下旬にロードバイクを買ったことをご報告しましたが、実はその後ほぼふた月、まったく乗りませんでした。休みの日に限って天気が悪かったり、疲れていたりしたから。というのは言い訳で、買ったことに満足してしまったのと、集合住宅の6階から地上へひっぱり出すのがおっくうだったから、というのが正直なところです。つまり乗らなかった理由は、気持ちが乗らなかったから、ということです。
 これではいけない、と先月中旬に久方ぶりに「四式轟天」に跨ったのですが、案ずるより産むが易し、自転車に乗るのが楽しくなって、この日を含め休みの日は4日続けて乗ってしまいました。走行距離は4日で約120km、今の時点ではまずまずの距離だと考えていますが、今後はもう少し距離を伸ばして、秋くらいには京都を無理なく往復できればと考えています。

 ところで、ロードバイクに乗りはじめて気づいたことを書き出してみます。

 まずは自転車の交通マナーの悪さです。最近自転車も道路交通法で取り締まろうという動きがあるようで、初めは「歩行者にえこひいきしてんじゃないの?」と思っていたのですが、自転車に乗ってみて考えが変わりました。びしびし取り締まるべきでしょう。
 20年も関西で生活すると、小生にも歩行や自転車での信号無視が身についてしまっていますが、交通法規を無視するときは、他人に迷惑は絶対かけない、自分が引かれて死んでも文句なし、という覚悟が必要だと思います。しかし大阪で自転車に乗るひとには、その覚悟が感じられません。無灯火の自転車はもちろん、子供を載せているにもかかわらず右側通行をする母親がいたり、青信号で渡っているところでいきなり信号無視して横切り、こちらが急ブレーキで止まっても平然と去っていったり(シマノ純正105のブレーキでよかった)。
 逆に自動車の自転車に対するマナーは、かつて走った京都とくらべ、決して悪くないと感じました。路上駐車が多い割には走りやすいのです。これは単に、大阪のほうが道幅が広いからかもしれませんが。

 それから、ロードバイクの入門書には必ず、ケイデンス(1分間あたりのペダル回転数)を80以上に維持して乗るように書かれているのですが、これがなかなか難しいのです。平地では、フロントのギアを軽いほうに、リアのギアを軽いほうから2〜3番目にして、ようやく無理なく回せる程度ですので、スピードなど望みようがありません。これで半月後に京都往復が可能なのでしょうか?

 あと、早く買っとけばよかったと思ったものを書き出してみます。
1.ヘルメット:飛ばす車の脇を通るのはやはり怖いものです
2.2つめの鍵:やはりあれば安心です
3.替えチューブ:これもなければ不安です
4.専用バッグ:安全のため背中に固定できるメッセンジャーバッグまたは自転車用リュックサックが必要です

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2006年4月11日 (火)

東京行(中)交通博物館

Tmj_mansebasi_sta_1 用事まで時間があるので、東京モノレールから軌道が見えるゆりかもめに、豊洲側から乗ろうと有楽町で降りたのですが、改札の手前で気が変わり、再び山手線で神田まで行きました。そこから歩いて5分ほどでたどり着いたのが、交通博物館でした。

Tmj_ticket_1 ここ万世橋の交通博物館は、今年5月14日に閉館が決まっています。それを急に思い出したのでした。

 閉館前のため、10時すぎにもかかわらず多くの入館者が訪れていました。特に旧万世橋駅の遺構を、定員制で特別公開しているため、その予約の列が長く延びていました。今並んでも見学できるのは13時ということなので、これはいさぎよく諦めることにします。他に限定で万世橋駅で発行していた切符のレプリカがもらえるのですが、これにはありつくことができました。
 さらに館内でスタンプラリーを行っており、すべて揃えるとオリジナルクリアファイルが貰えるので、こちらにも参加することにします。

Tmjclearfile手に入れたクリアファイルにスタンプ
台紙を挟むとこうなります

Tmjsl_1

 さてここはかつて一度訪れたことがあるはずなのですが、展示内容はすっかり忘れてしまっていました。1階は蒸気機関車その他の車両など鉄道関係の展示で、2階が自動車や船舶など、3階が航空などの展示スペースとなっています。

 ここで非常に気になるのが、ここの替わりにさいたま市にできる博物館の名前が「鉄道博物館」であることです。つまり2、3階に展示されている物は、もしかしたら二度と見られないかもしれない、と解釈できるのです。そこで鉄道以外の展示物を特に注意して見ることにしました。
TmjmazdatrycycleTmjsubaru360Tmjroadman_wright_flyer

 
 
 
 
とくに自転車「ロードマン」は、子供の頃あこがれた自転車だけに、よだれが出そうでした。

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2006年2月23日 (木)

ロードバイクを買った

 19日に入荷したとの連絡を受け、21日に自転車を受けとりに行ってきました。
 ところでロードバイクを購入するにあたり、ほかに付属品などを購入しなくてはなりません。それをリストアップしてみます。

0.自転車:これがなくてな話になりません
TREK1400

●TREK 1400 ¥153,000

TREK JAPAN Official Web Siteより

1.ペダル:これがないと役にたちません
 20年前に乗っていたロードバイクには、紐で足を固定するトゥストラップつきのペダルがついていました。今ではスキー板に使われるビンディングつきのものが普及しています。ただペダルのほか靴も購入しなければなりません。予算の関係上、とりあえずトゥストラップつきのもので妥協することにしました。
●メーカー名不明(GIANT?) VP-397R ¥2,000

2.ライト:無灯火は道路交通法違反で5万円以下の罰金です
 ロードバイク用ではダイナモを回すものもありますが、ほとんどが電池式で、発光源が明るい電球か省電力のLEDかの選択になります。欲しかったLED使用のものが店にありました。
cateye_hlel400


●CATEYE HL-EL400 BLACK ¥3,780

CATEYE Official Web Siteより

3.スピードメータ:機能がいろいろあります
 多機能なのでサイクルコンピュータというそうです。ワイヤレスのものが主流で、速度はもちろん、片足の回転数(ケイデンス)や心拍数を計測できるものもあります。自転車を上手に乗りこなすのに、ケイデンスの数値は大事なので、これが計測できるのを候補にあげました。
a. SHIMANO SM-6502+SC-6502:シマノのコンポーネントを使っている場合、その時々のギアの位置を表示してくれる。ただ前輪の回転数とギア比でケイデンスを割りだすため、下り坂でペダルを回していなくてもケイデンスの数値が高くなってしまう。
b. Polar CS200cad:心拍計のメーカが作ったサイクルコンピュータ。おそらく最も実用的なものだが高価。ケイデンスの数値表示が遅い傾向があるらしい。
c. CATEYE CC-CD300DW:ケイデンスの測定に特化したもので、エレベータの電波などの混線にも強いらしい。
以上の3つよりより確実にケイデンスなどを計測できそうなcを選びました。
cateye_cccd300dw
 
 
 
●CATEYE CC-CD300DW ¥15,590

CATEYE Official Web Siteより

4.ボトルホルダ:ないと不便らしいです
 店で物色した結果、自転車の色にあったものを取りつけることにしました。
AB100-4

●MINOURA AB100-4.5 BLUE サービス
 
MINOURA.CO.,LTD Web Siteより
 
5.鍵:自転車を買ってすぐに盗られるのはいやです
 下調べした品が店になかったので、とりあえず使えそうなものを買いました。
abus_primo580schwarz


●ABUS PRIMO580 ¥1,575

ABUS Web Site
より

6.空気入れ:ないとやがて走れなくなります
 携帯用ポンプは持っていますが、8気圧前後を入れるには無理があるので、店おすすめの品を購入しました。
wrech_force_big_bob

 
●WRENCH FORCE big bob ¥2,800

TREK JAPAN Official Web Siteより

 ほかにヘルメットや工具など必要になりそうですが、この日は見送りました。
 なお小生のTREK1400は轟天号(ごうてんごう・ミヤタのセミドロップ6段変速車)、グレート轟天(コンポーネントにシマノ・ソラ2×7段変速を使ったロードバイク)、轟天G3-X(Be.BIKEの18インチ折りたたみ自転車)につぐ轟天シリーズ4台目の自転車につき、友人より「四式轟天」の名を賜りました。

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2006年2月 1日 (水)

ロードバイクを買う(4)

4.選択
 ロードバイクは主に、骨組みにあたるフレームとそれ以外のギア(ディレイラーというらしい)やブレーキなどのコンポーネントからできています。小生がロードバイクを選んだ基準は、コンポーネントからでした。
 コンポーネントのメーカーはカンパニョーロ(イタリア)とシマノ(日本)の2社で、シマノでは初心者向けからプロ向けまで5種のグレードを設けています。ちなみに「グレート轟天」には一番下のグレード、Sora(ソラ)がとり付けられていました。
 そして小生が選んだのが3番目のグレード、105(イチマルゴ)でした。昨年、後ろのディレイラーが9段から10段になるなどグレードアップされ、この秋の完成車から搭載され始めていました。そこで完成車の中から105を使用したモデルを探したところ、候補が2つあがりました。ひとつはCOLNAGO Primavera、そしてもうひとつがTREK1400でした。

 ふたつを比べてみると、それぞれ好みの問題で一長一短があります。
色 彩:Primaveraが黒で○
形 状:1400がホリゾンタル(トップチューブが地面と平行)で○
素 材:1400はシートポストがカーボンで○
生産国:アメリカよりヨーロッパが好きなので、イタリアメーカーの
    Primaveraが○(実はどちらも台湾製らしいけど)
プ ロ:TREK使用ののランス・アームストロング(ディスカバリー
    チャンネル・アメリカ)よりCOLNAGOを今シーズンから使う
    アレッサンドロ・ペタッキ(チームミルラム・イタリア)の
    ファンなのでPrimaveraが○

 と、ここまで考えて最寄りの自転車屋まで出かけました。新しい105を使用した自転車が欲しい、とだけ伝えると、勧められたのは1400でした。理由を尋ねると、TREKはシマノと関係が深くコストダウンされているとのことでした。なんでもこの店はTREK製品のとりり扱いが大阪一だそうです。  
 たまたま店の得意分野がTREK製品だった、というだけかもしれませんが、自転車になにか異常があったとき頼れるのが近くの自転車屋です(といっても徒歩30分ですが)。店がチームを持っていて、ときどきレースなどに出ているようで、いつか鈴鹿を走りたい、という私のささやかな野望もかなえてくれそうです。自転車も定価の1割引で販売してくれるとのことで、ここで1400を買うことに決めました。
 あとはフロントディレイラーを2段にするか3段にするかを決めなければなりません。店の説明では、3段はのんびり走る人用、2段はレースも楽しむ人用とのことでしたので、2段(×リア10段で20段変速)にすることに決めました。ただ2段はいま在庫がなく、納品は3月になるそうです。
 3月になれば少しは暖かくなるでしょうから、サイクルウェアなどの初期投資も控えめにできるでしょう。それまでに他に必要な小物などを検討することにしたのでした。

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2006年1月29日 (日)

ロードバイクを買う(3)

3.他の動機
 もうひとつの理由はダイエット…ではありません。小生がダイエットするなどと言いだすと、身近なひとは冗談としか思わないでしょう。なにせ身長177cm体重56kg。今は体脂肪も二ケタですが、かつて総合電器店の健康器具コーナーで計ったところ、瞬間最低体脂肪5.9を記録したことがあるほどです。
 しかし歳が40近くなるとさすがに少しお腹が出てきたような気がしますし、腰回りの筋肉がへたっているのか、腰痛に襲われたりします。それゆえ日頃の運動不足を解消する、というのは大きな動機のひとつなのでした。

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2006年1月28日 (土)

ロードバイクを買う(2)

2.契機
 ケーブルテレビを見るようになったのは、今から4年前のことでした。当然見られるスポーツチャンネルも増えるのですが、そこで目をひいたのが自転車ロードレースでした。
 200km前後の距離を10を越えるチームが、エースを勝たせるために力をつくす。ときには他チームの選手と協力し、ときには裏切る。そんなマラソンに勝るとも劣らないかけ引きが、グラン・ツール(3大レース)ともなると3週間も続くのです。小生はその魅力にみごとにはまってしまいました。ついにはスペインやスイスにレースを観に行ってしまったのです。
 間近で感じるスピード。サッカーや野球を観ても、やってみたいとは思わないのですが、自転車ロードレースならば、以前ロードバイクに乗っていたことがあります。もう一度あれに乗って風を切ってみたい、という気持ちがますます強くなっていきました。

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2006年1月26日 (木)

ロードバイクを買う(1)

 ロードバイクが欲しい、と前にも書きましたが、今日ついに注文してしまいました。TREK(トレック)1400という自転車です。いまから数回にわけて、なぜこの自転車に行きついたのか今からかみ砕いて書きますので、しばしおつきあいください。

1.過去
 ロードバイクを買うのは、実は2回目です。では1回目はというと、いまから20年近く前(^_^; です。実家から持ってきた通学用自転車(友人から「轟天号<ごうてんごう>」と名付けられていた)を盗まれたため、買うことにしたのですが、その当時の住まいが京都市内でもかなり山側で、北山杉の花粉をたっぷり浴びることができるところでした。そこから大学まではともかく、大学から住まいまでの坂道を登ったり、住み家からアルバイト先に行くのには、できるだけ軽い自転車が必要だったのです。そこで自転車屋に進められるがままに買ったのがそのロードバイク(友人から「グレート轟天」と名付けられた)でした。しかしグレート轟天も卒業とほぼ同時に盗難にあい、以後今までロードバイクに乗ることはありませんでした。

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