京都国立博物館から徒歩で四条木屋町へ、「かつくら」でミンチカツを食べたあと、「ジュンク堂京都BAL店」で本を購入し、阪急で梅田のひとつ手前の中津で下ります。行き先は梅田スカイビルの映画館シネ・リーブル梅田でした。
小生はテレビドラマをまったく見ない人間です。子供のころは、アニメーションやウルトラマンなど現実離れした特撮は見ても、仮面ライダーなど等身大の特撮は、真実味があって怖くて見られませんでした。(^_^; その影響がいまでもあるのでしょう。
映画もレンタルを含め、年に一本も見ない年があります。去年はたまたま2本見たのですが、SFの『スターウォーズ エピソード3』と、ドキュメンタリーの『皇帝ペンギン』でした。やはり真実味がある作品ではありません。
ところでこの夏の映画で、見たい作品が2つありました。どちらもドラマ仕立ですが、原作がマンガであらかじめ話の筋はわかっており、安心して見ることができます。そのひとつが川原泉原作の『笑う大天使(ミカエル)』で、この日が公開の最終日です。なお川原泉については、作品は『銀のロマンティック…わはは』が一番好きで…などど語りはじめると止まらなくなるので、ここで書くのはよしておきます。
話の筋は、聖ミカエル学園に転校してきた主人公の司城史緒が、お嬢様学校の雰囲気になじめずにひたすら猫をかぶっていたところ、同様に猫をかぶっていた2人と意気投合し、同時に不思議な怪力をさずかって、お嬢様誘拐団と戦う、というものです。
今から約20年前の原作が、小田一生監督の映画化したいという情熱で作品化されました。ウェブサイトなどで下調べした結果、小生にとっての見どころは以下のとおりです。
1.ほんわかした雰囲気で独特の台詞回しの川原ワールドがいかに映像化されているのか
2.小田一生が駆使したコンピュータグラフィックがどの程度のものなのか
3.黒犬ダミアンの出しかた
4.広川太一郎の語り
5.つじあやのの主題歌
ちなみに映画を見る前には、原作を再読しないことにしました。
場面がいきなり列車の室内から始まり「遠足か?こんなシーン原作にあったかな?」と思っていると、ミカエル島にむかう列車の通学シーンでした。その列車や橋がいきなりCGで驚かされました。今後あちこちにCGが駆使され、それがあっているところもあれば、ちょっとやりすぎでは、と思うところもありました。特にアクションシーンの最後は、主人公の制服姿の後ろ姿のCGがまともに不自然なので、もうちょっとなんとかならなかったのかな、と思います。
逆にダミアンの出しかた(これもCG)は原作の雰囲気を壊すこともなく、まずまずではないかと感じました。2月にロケをしたため、植物の緑化に時間がかかったそうですが、その辺はまったく違和感がなかったです。
広川太一郎の語りは思ったほど出てきませんでした。まあ出しすぎるとくどくなるかもしれませんが。
そして原作とのギャップですが、司城史緒=上野樹理、司城一臣=伊勢谷友介、斉木和音=関めぐみ、更級柚子=平愛理と、キャスティングがキャラに合っていて、違和感はありませんでした。誘拐団とのアクションシーンについては、やりすぎ?との批評もありますが、川原泉自信がたしかダ・ヴィンチ8月号で、私が手抜きをしたシーンを映像化してくれた、と書いていたのを読んだ後なので、一応納得しています。最後のクレジットも、つじあやのの歌とダミアンのパフォーマンスで、ほんわかと終わっています。ただ独特の台詞回しは難しいのか、更級柚子の長い台詞がひとつあった程度でしたが。
全体を通して見ると、お嬢様シーン→アクションシーン→司城家でのほのぼのエンディングと序破急があって、思ったより楽しめました。DVDを買うほどではなくても、レンタルで見るにはよいのではないかと思います。
それにしても桜井敦子役の菊地凛子、あのドレスはすごいですね。ついつい胸に目が…。
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