『Sports Graphic Number』699号
表紙:小椋久美子 塩田玲子(バドミントン 三洋電機)
特集:2008年の女子力。
小椋久美子、塩田玲子、上田桃子(ゴルフ ソニー)、浅尾美和(ビーチバレー ケイブロス)をはじめとする、女子の美人アスリートについての特集です。ときどきスポーツ界を斜めに見るこういった特集は、あまりツボを外すことが少ないので楽しみなのですが、まったく採りあげられなかった上村愛子(フリースタイルスキー 北野建設)が、出版直後にワールドカップ4連覇でモーグルの種目別総合優勝を遂げたのは、画竜点晴を欠いた感が否めません。
茂木健一郎(脳科学者)、辛酸なめ子(コラムニスト)、生島淳(スポーツジャーナリスト)の鼎談では、アイドルではなく女子アスリートに清純さを求める、現代の日本人の傾向が明らかにされていて、おもしろく読めました。
ナンバーノンフィクションでは、Jリーグ2nd div.の愛媛FCを舞台に、レンタル移籍を経て成長する選手たちを小齋秀樹が書いています。選手たちの苦労が伝わってきます。
今号の名文
○「優勝がすべてではないけど、出来なかったことは残念です。もっと準備が必要ですね」>準備。チャンスがめぐってきた時の準備。何が足りなかったのか。>「優勝した時、英語でスピーチする準備です」
上田桃子がアメリカツアー2戦目、SBSオープンで最終日14番ホールで首位に並びながら、5位に終わったことについて 文:生島淳
今号の名言
○「今、自分が一番気にしているのは、2人とも同時にいいコンディションにすること。これはなかなか難しい。たいてい1人がちょっとよくて、1人がちょっと悪い」
中島慶(バドミントン日本代表 三洋電機コーチ)文:田桑一
○「収入がないと生活できないですから。でも私が選んだ道。いろんな活動をしながらも結果も出す。卓球に関しては人より頭を使ってるつもりですよ。ない頭を(笑)」
四元奈生美(東京アート)
○「スポーツ選手と芸能人との大きな違いは、どんなに人気があっても必ず引退するってことですよ。(中略)あらかじめ終焉の時が決められているがゆえの儚さみたいなものが、アスリートの魅力でもあるんでしょうね」
茂木健一郎 構成:芦部聡
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